ヴィパッサナー感想

ヴィッパサナーの瞑想を終えたので感想を残そうと思う。

１０日間、誰とも口をきかず、目も合わせず、日に１０時間座り続ける。

っていうのはスゴく大変だった。しんどかった。

前に経験した人は「身体が光に包まれたよ！」とか色々な不思議体験な話を聞いてたりしたので、一体どんなもんだ？と思っていました。

実際に僕も全身に細かな振動を感じて、恍惚感を得た時がありました。

ですが、ソレはソレ以上でも以下でもなくただの感覚なのです。
悟りを開くまでに至れば物質と精神の境目がなくなるとの事ですが、十日間で悟りを開ける訳もなく、ただただ痛みと自分の雑念との闘い。

それを下らないと思えばそれまでだろうし、どう受け止め、どう生かしていくのかも自分次第、全ては自分の感覚に気づくと言う事でした。

心の汚れが多い僕はとにかくここまで色んな事思い浮かぶか？と言う程雑念が出ては消え、出ては消え、ここまで見せて来るか？と言う程自分の嫌な部分嫌いな部分も見えてきました。

話してるのは自分自身で、噓のつきようもなく、全てが本心なのです。

解った事は僕の大きなカルマでした。

それがヴィッパサナーの効果なのか、僕の雑念の産物かは解らないけど

僕が一番印象に残っているのはそこの部分なのです。
そのカルマが心から浮かび上がって来た瞑想の後、僕は涙を流しました。


とてもとても大きいカルマです。僕の人生だけで断ち切る事が出来るのか、来世まで持ち越してしまうのかと不安な程です。

でも、とにかく一生を通してそれを受け止めて生きて行く。
そんな強い意志を持つ事が出来ました。

はっきり言って、ここには書ききれない、書いても全く面白くない内容ばかりなので控えますが…

とにかく大きな恩恵を受ける事ができました。

本当に少しだけ少しだけですけど、成長を感じられた十日間でした。


あぁスゴかったなぁ。また日本に帰ってから行きたいと思います。

脳内会議 in Malaysia

僕は今まで一体どれだけの人を傷つけて、困らせて、怒らせて生きて来たんだろう？
僕は今まで一体どれだけの人に優しく出来ただろう、役に立つ事が出来たのだろう？
唐突に僕の脳内会議は始まる。

『そんな事を考えても仕方ない、今出来る事をやるんだ。』


そして、この言葉でいつも僕の脳内会議は締めくくられる。

それでも脳外の僕はボーッと思案し今出来る事をやれていない気がするのだ。

この脳内会議を辞めて、素直に自分に出来る事を行動できればどれだけ素敵かと思う。
一般的に大人と言われる人種は子供の様に無邪気に生きる事を許されない。

今僕がいるゲストハウスにアランというロンドン生まれのクレイジーなおっちゃんがいる。

２６年バックパッカーというより、旅をし続けて生きている。

アラン曰く『人生ってのはゲームみたいなもんだろ？２６年旅しているけど、本当にそうだと思うよ！俺は世界中に子供はいるけど、今は一人でこうやって働いてるけど、幸せだよ！このベッドも俺が直して、壁も塗り直して、外の絵も俺が書いたんだ！やる事が一杯だぜマッタク…buraburabura』
というような感じだ。そして唐突に『Mr.Japan(僕の事をそう呼ぶ)お前の人生のパッションはなんだ？』

本当にシンクロなんだけど、最近その事を考えていたので
『俺はその時々で変化するんだけど、今の俺のパッションはこの旅だよ！次はインドに行って…』
「オーインドか！そう言えば俺の知ってる日本人もインドに行ってあそこはなぁ…」
とまたブワァーと喋るのだ。インドで困ったら俺に連絡するといい。
そう言って話は終わった。
まったくパワフルな彼は朝から晩まで良く働く。
見た目はバキに出て来る死刑囚の一人で無呼吸連打してくる奴に似ている。
とにかく色んな事を経験していた。深くは聞いていないが、辛い事も沢山あっただろう。

彼のパッションはなんだろう？
宿を出る前までに聞いておこう。

彼は多くの事を経験して、今出来る事をやっているだけなのかもしれない。
僕の脳内会議の締めくくりで出た答えを実践しているのかもしれない。

やらなきゃならない事は沢山あるんだろうな

そして彼はこの文章を打ってる僕を見て「パソコンばっか触ってんなMr.Japan」と思っているのかもしれない笑。

そんな彼を見ながら僕はこの文章を書いて、まだまだ色んな事に気を取られている。

さぁ！今出来る事、昨日より遠くまで足を伸ばしてみるかクソ暑いけど！