お久しぶりです~梨木です。梨木壮太です。
オーストラリアを出てから早1ヶ月半…あれ?まだ一ヶ月半しか経ってないのか?
この一ヶ月も良い時間を過ごせたと言う事なんだなぁびっくりした。
現在は北海道の美唄にいます。雪がなかなか凄いです!
そして本当に思ったより、このblogを読んでくれてる人が多い事を知りました。
うちの母ちゃんもこれを読んでたり、はたまた同じ町内の人なども読んでくれていたようで。
とりあえず自分の内側から来る言葉で書いて行きたいなぁと思っています。
この一ヶ月のタイ、旅をしながらblogを書くと言うのは何だか僕には難しくてインプットするのに必死でした。
少しずつ、そして大した事ではありませんがこの旅で感じた事をここに残したいと思います。
タイでも色々な出会いに恵まれました。偶然バンコクで友達になった男の子がニンビンで会った友達の地元の親友だったり。
オーストラリアで一緒に生活していた友達が彼女を連れていて、再会したり。
基本的には彼らの流れに沿って、バンコクからラオス、そしてチェンマイという流れで旅をしました。
チェンマイから更に北に少し行ったチェンダオという所で行われた「シャンバラまつり」という日本人の南正人さん主催のお祭りに行ってきました。
これを友達二人からお勧めされて、インドに行く前に是非行こうとこの為にタイの滞在期間を伸ばしたようなものだったので、楽しみにして向かいました。
そして結果とても楽しかったです!たくさんの人と会い、たくさんの話をしました。
日本人だけでなく、タイに滞在してるアメリカ人、カナダ人、フランス人、メキシコ人、もちろんタイ人も。
そこにいる日本人もタイに移住している人、東京から来た人、初めてアジアを旅する人、シャンバラの為に無理に有給を取って来た人、仕事を辞めて来た人。
色んな人がいました。
その中でも僕にたくさん刺激をくれたのは、二人のフランス人のマリとリリでした(僕の悪いクセで楽しくなると写真を撮らなくなるので二人の写真がない…)
自分の思い出の為にも写真位とっておけば良かった…
マリ本人が言っていましたが、性格も顔もオオカミに似ていていつも一人でフラフラ歩いていて、誰かを見つけては話をして、また違う場所へ…と言った感じで
凄く不思議な魅力を持った女性でした。フランスでは自分の本を二冊出していて、困っている弱っている人を救う、日本で言うカウンセラーに近い仕事をしているとの事でした。
リリはそんなマリのオオカミ的な性格を良く理解している感じの優しい性格で、今年で旅を初めて5年近くになり、色々な国を回っていました日本にも従兄弟が住んでいて来た事があると言ってました。
彼女はフランスでオーガニックワインのショップをやっているらしく、旅を終えてフランスに帰ったらそれをもっと本格的に始動させると意気込んでいました。
フランスには彼氏と一緒にトレーラーハウスに住んで、小さいコミューンのような場所を友達数人で作って住んでいると言っていました。
二人はとても意志の強い人達でした。
それはシャンバラまつりの4日目だったと思います。
8日間あるお祭りの間と言う事で4日目はライブステージはお休み、皆休んで各々楽しみましょう~!というアナウンスが三日目にされていました。
4日目、僕は許可をもらって焚き火できる場所を作りました。周辺に泊まっている人達とマリとリリと皆で火を囲んで話をしていました。
そしてライブステージはないが今夜は食堂の近くで民謡だったりを唱ったり踊ったりするから皆で集まりましょう~!と言うに事になって人が集まっていて、マリとリリもそこに行くと言って音のなる方へ向かって行きました。
僕は焚き火が気持ちよくて、ずっと自分のテントの周辺にいたのですが民謡の様子を見に行ったマリが突然帰ってきて
「貴方に話があるからちょっと来て欲しい」と言われて、マリの後を追うような形で僕は付いて行きました。
ちょっと見失って、皆が民謡、盆踊りの様な唄と踊りを日本人がしているその周辺を僕は目でマリを探しました。
すると一人の女性に半ば強引に、その盆踊りに参加させられようとしているマリをハケーン!
どうしたの!?と聞いた僕。
この踊りは何なのですか?とマリはその日本人の女の子に聞いた所、とりあえず踊らにゃ損々!という事で腕を引っ張られていたらしい。
マリは少しだけ怒っているのか悲しいのかわからない表情で真面目に
「これはなんなの?どうしてこんな事をするの?」
それは察するにどうやら
ライブはお休みと言ったにも関わらず、民謡を唄い演奏する人はスピーカーや照明をわざわざ食堂に運び新たなステージを作り、ライトの逆光で誰が誰だか顔がよくわからない中、演奏をしている。
そのすぐ隣には会場の中にある一番大きな焚き火が出来るスペースがあって、そこには多くの「日本人ではない」人達が暖をとって不思議そうに盆踊りを見ていた。
これがどうにも気に入らないという事くらいしか、この時の彼女の言葉は僕の乏しい英語力では完全には理解出来なかったけれど、このお祭りに対して感じた不満をオーガナイザーに伝えたいから一緒に来てくれとの事だった。
不満と言うか、彼女自身もこう言ったお祭りをフランスで何度も行っていて、その事についてただ議論したいとの事だった。
一緒に来てくれる?
僕は行くと言ったけど、正直ビックリしてしまった。
自分は特別そんな事は感じていなかったし、恐らく僕が日本人だったからかもしれない。
とりあえず彼女に付いて行き、僕はスタッフの方が休憩している所に行き、変な目で見られながら近くにいた。
彼女は何人かに話しかけ穏やかに他愛もない話をしていて、あれ?さっき怒っていたのは僕の理解不足かな?と思った。
それでしばらく話し込んでいたので、僕は一度席を外して食堂の外で待っていた。
マリが戻って来て言った「この気持ちを私は詩にするから、訳すの手伝ってくれる?そしてそれを皆に見てもらいましょう!これが今回の私たちのプロジェクトよ。」と言った。
あ、やっぱり伝えたい事はちゃんとあったのね!笑
となって、次の日にマリは詩を書き翻訳はお祭りに来ていた、マシューというカナダ人で英語とフランス語そして日本の高校で英語の教師をしていて、日本語も喋れるという彼が手伝ってくれた。
僕はその日具合が悪くて、翻訳のお手伝いを出来なかったのだけど、ケンタ君と言うこれまた小学校の先生をしている彼が翻訳されたのを加筆してマリが思った事、そしてそれを何とか文章にした。
僕はそれを自分のblogに載せる事を約束して、マリとリリとは会場でお別れした。
お祭りに行った人でしかわからない空気感もあると思うけどそれを紹介しようと思います。
ちょっと説明だけで長くなったので、また明日書きます。
世界には面白い人がいて、真剣にこれからの人類について、愛について考えて実践してる人がいるんだと思わせてくれました。
それは決して大袈裟な事ではなくて、情熱を持って行動を起こす。というシンプルな事でした。
場所や、ましてや国籍、性別なんて関係ないんだと教えてくれた。
マリとリリだったのでした。
I hoping to see you again in France!!
Thank you for told me about do what you believe to be loving.
0 件のコメント:
コメントを投稿